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中国語のピンインとは何なのか? 最重要項目を解説

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中国語を勉強する多くの人がまず「ピンインって何?」という疑問にぶつかります。
ここでは、中国語の発音において最も重要となる要素「ピンイン」について詳しく説明していきます。

ピンインとは

概要

ピンインを一言でいうと「中国語の発音記号」です。
日本語で言うと「ふりがな」のようなものです。

ピンインは正式には拼音(ピンイン)と書き、一般的には1958年に中国政府が制定した表記法・文字のことを指します。
その当初、将来的に漢字の代替文字として位置づけられていたのですが、現在では中国語の発音記号として使用されています。

表記

ピンインは、vを除く25文字のアルファベットで表記されます。
それに加えü, êという文字も使用され、声調符号も使われます。

声調符号とは、中国語における発音の抑揚(アクセント)を示す符号です。
中国語の抑揚は一般的に4種類あるので四声と呼ばれています。
ここではとりあえず「発音のほかにアクセントがあるんだな」と覚えておくだけで結構ですてください。

ピンインの数・種類

分類法により増減はありますが、一般的にピンインの数は400前後と言われています。

これは発音記号単体としてのピンインだけの数で、実際はこれらに声調(四声)というアクセントが組み合わせになり、さらに児化(アル化)音節という発音も存在するので、中国語の発音パターンは優に1500~1600を超えます。

とはいえ、発音記号としてのピンインと声調(四声)はひとまず分けて考えてよいので、とりあえずピンインは400種類程度だと覚えておきましょう。

ピンインの読み方

ピンインの多くは、ピンインのアルファベットをそのまま読むローマ字読みで事足ります。

「麻」のピンインは「ma」ですが、これはそのまま「マー」と読むのが正解です。
同じように、「南(nan)」は「ナン」、「来(lai)」は「ライ」、「速(su)」は「スウ」です。

このように全てがローマ字読みで済むなら話は簡単なのですが、そうはいかないのが難しいところです。

ピンインの中には、アルファベットの表記と実際の発音が違うものが数多くあります。
たとえば「波」のピンインは「po」ですが、これは実際には「ボー」と発音します。
同じように「刀(dao)」は「トウ」ですし、「鬼(gui)」は「クエィ」です。

また、そもそも日本語の発音には無いピンインも存在します。

ローマ字読みが通じないピンインに関しては、逐一覚えていくしかありません。
幸い、それらの数はそう多くありません。
地道に覚えていきましょう。

ピンインの覚え方・勉強法

ピンインは400もあると言いましたが、それらを全て丸暗記する必要はありません。
他言語と同じように、ピンインも子音と母音で構成されています。
なので、覚えるのは子音と母音だけでよく、あとはそれを組み合わせればいいのです。
日本語で例えると、「あいうえお」と「か」を知っていれば「かきくけこ」が導き出せるようなものです。

さて、中国語の音節において(厳密にはイコールではないのですが)子音のことは声母、母音のことは韻母と呼称します。

これらの数についてですが、具体的には声母(≒子音)は
b[p]、p[pʰ]、m[m]、f[f]、d[t]、t[tʰ]、n[n]/[ɲ]、l[l]、g[k]、k[kʰ]、h[x]、j[ʨ]、q[ʨʰ]、x[ɕ]、zh[ʈʂ]、ch[ʈʂʰ]、sh[ʂ]、r[ʐ]、z[ʦ]、c[ʦʰ]、s[s]、
これらにゼロ声母を加えて22種類。

韻母(≒母音)は、
i[ʅ]、a[ɑ]、o[o]、e[ɤ]、ê[ɛ]、ai[aɪ]、ei[eɪ]、ao[aʊ]、ou[oʊ]、m[m̩]、n[n̩]、an[an]、en[ən]、ng[ŋ̩]、ang[ɑŋ]、eng[ɤŋ]、er[ɑɻ]、i[i]、ia[iɑ]、io[io]、ie[iɛ]、iai[iaɪ]、iao[iɑʊ]、iu[ioʊ]、ian[iɛn]、in[in]、iang[iɑŋ]、ing[iŋ]、u[u]、ua[uɑ]、uo[uɔ]、uai[uaɪ]、ui[ueɪ]、uan[uan]、un[uən]、uang[uɑŋ]、ong[uɤŋ]、ü[y]、üe[yɛ]、üan[yɛn]、ün[yn]、iong[yʊŋ]、
上記39種類が存在します。

※ピンイン表記[実際の発音]

[]内は実際の発音です。
たとえばピンインの「b」は実際には「p」の発音をとります。
つまり「ba」というピンインは「パー」と読まなければいけないのです。

このように、ピンイン表記と[]内の発音記号が一致しないものについては注意して覚えていかないといけません。
逆に、f[f]やi[i]などピンイン表記をそのまま読めばいいもの(ローマ字読みでいいもの)に関してはそれほど学習に時間を割く必要はありません。

このように学習を進めると、400あるピンインをマスターするためには、声母と韻母を合計40個ほど覚えるだけでいいという結論になります。

いかがでしょうか。
それほど大変なものではないということがご理解いただけたと思います。
参考として下にピンイン音節一覧表を掲載しておきますが、これらをマスターするためには基礎となる縦軸と横軸を覚えれば十分なのです。

まとめ

これまでご覧いただいたピンインで「光」という文字を示すと「guang」となります。
しかし、実際にはこれに声調(四声)が加わりますので厳密には「guāng」というピンイン表記になります。

ピンイン
声母 韻母 声調
g uang 1

これがピンインです。

解説が長くなりましたが、とにかくピンインはそんなに複雑なものではないということがご理解いただけたら幸いです。

ピンインさえ乗り切れば、どんな中国語でも読めるようになります。
身構えずに勉強していきましょう!

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