60代からの中国語入門~孤独な日々が一転、夢のようなリタイア生活に

私は60代の元会社員です。
数年前に長年勤めた会社を退職しましたが、離婚して以来妻子とは疎遠なので、寂しいひとり暮らしの日々を送っていました。
日に日に元気をなくしていく私を見かねたのでしょう、友人が「そんなに引きこもっていたら病気になる。旅行にでも行こう!」と言い放ち、彼に連れられて中国へ一週間旅行することになりました。

私は、中国語はもちろん外国語は何も話せません。
「もし友人とはぐれたらどうしよう」。
不安を抱きながら私たちは共に中国の上海へ旅立ったのでした。

はじめての中国

生まれて初めて降り立った中国の地は、一言でいうと「異世界」でした。
街並みはどことなく日本と似ているのに、道行く人々から発せられる熱量とでもいうのでしょうか、一種のエネルギーに満ちあふれていると感じました。
いちいち大声で騒ぐ、道端で立小便する、行列には割り込むなど日本のマナーやルールが全く通じない部分も多く見られましたが、とにかく見るもの触れるものが新鮮な驚きに包まれていました。

平穏無事だけれど刺激が足りない日本で安穏とした日々を送っていた私にとって、良くも悪くもすべてが大雑把な中国滞在の毎日は非常に刺激的でした。

中国語を話せる友人に嫉妬

街を見て回るだけで面白かったのですが、後悔したのは「中国語を話せるようにしておけばよかった」ということです。
中国語を話せる友人は現地の人々と楽しそうに会話して、値切りしたりおまけしてもらったり道を教えてもらったりととても充実しているようでした。
辞書も持たず中国に来た私は、常に友人に翻訳をお願いするばかりでした。

「私も、自分の力で現地の中国人とコミュニケーションが取りたい!」
その思いは日に日に強まっていきました。

中国旅行最終日、友人から教えてもらった3つの中国語「你好(ニーハオ、こんにちは)」「謝謝(シエシエ、ありがとう)」「好吃(ハオチー、おいしい)」を並べて料理屋のおかみさんにたどたどしくも感謝を伝えたところ、とても喜んでくれました

たったこれだけのことで、こんなにも笑顔になってくれるんだ。

孤独な生活を送っていた私の心が温かく解かされた瞬間でした。

「絶対に中国語を勉強しよう!」
決意を新たに、私は中国旅行の旅を終え帰国しました。

教材選びで難航、しかし特効薬が見つかる

日本に帰ってからまずやったのは、本屋に行くことでした。
片っぱしから中国語の入門書を買いあさり、その日のうちに中国語の勉強を始めたのです。

しかし、どれもしっくりきません
悪書というわけではないのですが、どうも理屈っぽい知識の羅列に終始しており、理解して覚えるのに余分な労力がいるといった感じです。
60歳を超えてただでさえ記憶力が悪くなっているのに、元来「丸覚え」というものが苦手なため、ますます難しく感じてしまいます。

「やはり私に中国語なんて無理だったのだろうか」
そう諦めかけていたところ、友人に薦められるがまま「ファンキー末吉の中国語講座」をやってみました。
すると、なんと20日足らずで友人と中国語の会話ができるにまで上達したのです!
驚きでした。「今までの参考書とは違ってやり易いな」と何となく思っていたのですが、まさかここまで効果が出るとは。
早い人は10日でモノにすると聞いて、さらに驚いたのは言うまでもありません。しかしこの教材ならそれが納得できます。

2度目の中国、幸せが見つかる

その後も勉強を続け、結局1回目の旅行の2ヵ月後にまたも友人と中国に旅立ちました。
今度の私は中国語でコミュニケーションが取れる状態です。
会う人に片っぱしから声をかけまくり、雑談に興じました。
その結果、短い期間で中国人の友人が9人もできました
「来年日本に行くからぜひ案内してください」とガイド役まで仰せつかり、興奮が収まりませんでした。

もう一人でため息をついて空虚な時間を過ごす日々には戻れません。
中国を知りたい、中国に行きたい、中国の人と触れ合いたい、という新たな人生の目標ができたからです。

日々中国語を勉強し活気あふれる私を見て、友人は何も言わずただ微笑むだけです。
私が生きがいを見つけたのも友人のおかげです。感謝のしるしに、今度こっそり彼の好きなゴルフ道具でもプレゼントしようと思っています。