北京旅行前に中国語を勉強。旅の楽しさが数倍に

普段は平凡なサラリーマンで、海外どころか国内すらもろくに旅行したことのない私ですが、友達と中国の北京に行く機会に恵まれました。

はじめての外国ということで非常に緊張し、「会話ができないとヤバい!」との思いから渡航の1ヶ月前に中国語の勉強を始めました。
友達は「中国語なんか勉強しなくても大丈夫だよ」と言うのですが、やはり不安でしたので中国行きの飛行機の中でもギリギリまで勉強していました。
この判断が、結果的に大いに役立つことになるのでした。

観光地を巡り、飲食店で驚かれる

北京に着いた私たちを出迎えたのは、圧倒的なまでの騒音でした。
病的なまでにクラクションを鳴らすドライバー、大声を張り上げてしゃべる通行人……日本とのあまりの違いに唖然としました。
しかし、それがまた「ああ外国に来たんだなあ」と異国情緒を漂わせるので、旅の最初から私は興奮の渦に巻き込まれました。

ホテルに荷物を置いた後、友達といろいろな観光スポットを回りました。
観光地では私たちと同じような外国人が多かったのが印象的でした。

しかしひとたび飲食店に入ると、地元の中国人の方が大勢いらっしゃいます。
飛び交う早口の中国語。なんとなく不安になります。

店員の方が注文をとりに来たので、緊張しつつもメニューを指差し「これは辛いですか?」「ではこちらにします」「あと、小籠包をください」と中国語で注文をお願いしました。

すると友達が驚いたような顔でこちらを見ています。
「えっ……なんでそんなに中国語ペラペラなの?」と聞かれました。

ペラペラも何も、緊張のあまりとても簡単な会話表現しか使えていなかったのですが、どうやら友達の目には上級者のように映ったみたいです。

「いやいや、簡単なものしか覚えてないから」と謙遜しましたが、何かお得な気分でした。

たくさんの笑顔

その後も友達と色々なところを巡りました。

ある時は屋台で、ある時は公園で、ある時はデパートで、店員さんや地元の方と会話を楽しめました。
こちらが中国語を話すと皆さんとても友好的に接してくださり、近年の日中衝突は何だったのかと拍子抜けする程でした。

旅程も最終日にさしかかったある夜、北京ダックを食べながら友達がまじまじと私を見てこう言いました。

「いいなあ……。私もちゃんと中国語勉強しておけばよかった。そうすればあなたみたいに中国旅行をもっと楽しめたのに

少しうなだれる友達に「今からでも間に合うよ」と簡単なフレーズをいくつか教えました。
最終日、そのフレーズを使って現地の方とコミュニケーションをして「ちゃんと通じたよ! めちゃくちゃ嬉しい! ありがとう!」と大はしゃぎしてくれた友達の顔がその旅行の一番のお土産です。

中国に行く前に中国語を勉強することの重要性

今回、中国に行く前に中国語を勉強したことで、行く先々で現地の方々とコミュニケーションが取れました。
それは、あらゆる何もかもが突然うまくいく、といったような魔法のような効果はありません。

でも、本来言葉が通じない人と意思疎通できる、簡単な一言を付け加えるだけで相手が笑顔になってくれる、「ありがとう」「あなたはいい人ね」と言ってもらえる、そうした効果は旅をする上で何よりも得がたい宝物なのだと思います。

コミュニケーションができるか否かで、中国旅行の楽しさは数倍も違ってきます。
ぜひ、中国に行く前に中国語を勉強してください。
簡単な会話表現を覚えるだけでも構いません。

そのシンプルなフレーズひとつで、あなたの旅は必ず満ち足りたものになるはずです。